Zarka &Toman Zec 81305 Virpazar Montenegro
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2007年4月にフランクフルト経由でモンテネグロとアルバニアを訪問したときに、アルバニア側のシュコダル湖へ行けなかったので、モンテネグロのウルチニ(アルバニア人街)から首都のポドゴリッツアへ向かう途中の小さな町(ヴィルパサル)で下車した時にホテルの客引きのおじさん(実はこちらもおじさんですが)に案内され連泊した宿です。
一帯は1983年に国立公園に指定されていて、約270種の野鳥と渡り鳥の宝庫だと云うことです。特に名前の通り”ペリカン”の飛来地として南ヨーロッパ唯一の生息地として有名らしいです。
モンテネグロ側ではスカダル湖と呼ぶようです。1/3がモンテネグロ。2/3がアルバニアの領有になっており、元々は北アルバニアの都市シュコダルから名前を取ったようですのでシュコダル湖で統一します。
私はオフシーズン期でしたので予約なしで宿泊できましたが、宿で知り合ったイギリス在住の夫妻に伺うと、存外人気のあるホテルというか、ホテル自体が少ないので事前予約が必須だと力説されてしまいました。
レストランでは先程私を案内してくれた髭おじさんが”獲ったどー”と云わんばかりに自慢顔です。シュコダル湖ではうなぎや鯉が沢山獲れるそうです。 夕食は魚介スープにミックスサラダ、鰻の素揚げ、果実、デザート、赤ワイン(グラス四杯)を頂きました。約18€。部屋は少し狭いですが一人には充分です。トイレ・シャワーも使い勝手が良く清潔でした。
参加したのは昨日知り合ったイギリス人の夫とロンドンで暮らす日本人女性と陽気なイタリア人夫妻と私の5人。そして寡黙なモンテネグロ人の船長(小さなボートですが)です。 残念ながら2時間の間にペリカンとの遭遇はありませんでしたが、和気あいあいとした楽しい時間でした。
モンテネグロ産のシャルドネワインはフルーティでおいしい!国民的ビールのNikももちろんおいしいですが。うなぎは日本の蒲焼に慣れ親しんでいるのでやはり少し違和感を持ちましたが、それなりにおいしいです。 ホテルから朝散歩に出ると、広場のような所がありました。またホテルペリカンの真横には小さなマーケットがあり、そこでミネラルウォーター2本と果実100%ジュース3本とプレーンヨーグルト1個を買いました。2,5€。翌日チェエクアウトをすると朝食込み二泊分とボートツアー分を入れて75€。二日目の昼食、二日分の夕食は別料金。
ホテルからヴィルパサル駅まではゆっくり歩いて約15分。駅長はセルビア語しか話せないようでしたが、ポドゴリッツアと言うと、紙に10時38分にポドゴリッツア行きがあると教えてくれました。 日本人なのかと聞くので、そうだと答え、ペリカンホテルに泊まっていたんだと言うと、親指を立て、Good?かと聞き返してきたのでVery Goodと答えると顔が和らいだ。時刻表はあまり正確ではなさそうでした。まあ日本がある意味異常に正確すぎるのかも知れませんね?
昔オランダを旅した時にあちらの人は大柄な人が多く。便器の高さがあまりにも高く驚いたことがありましたが、モンテネグロの人も大きい人が多いように思われます。水球やバスケットボールが盛んなのも納得です。
前日にホテルのレセプションでチャンピオンズリーグのローマ対マンU戦を観戦していると(ローマにモンテネグロ人の選手がいるので)元船乗りだったというスタッフの人が横浜と神戸に行ったことがあるらしく、日本人は小さい人が多くて驚いたと言っていたことを思い出しました。
試合はホームのローマが1対7で惨敗でした。何故そんなことを書いたのかと言うと乗車ステップの位置が私にしてみるとすごい高い位置で列車に乗り込むのにみ一苦労です。中にいた乗客が私の手を引き上げてくれてなんとか乗車。
車内の客室はヨーロパに多いコンパートメントスタイルです。意外と空いてる客室がなく奥へ進みます。
三人の大柄の男が熱く語っている客室へ。なんとか席を確保。タバコの煙がもうもうとしている状態がポドゴリッツア迄続きました。
確かこちらがポドゴリッツア鉄道駅。閑散としています。事前情報ではアルバニアへ国際列車があるかも知れないと云う話でしたが線路は繋がっているようですが?列車はないとのことで結局私はタクシーで国境まで向かい、歩いてアルバニアへ入国しました。
今となっては懐かしい思い出です。
隣接するバスターミナル。主要都市へここから出発できます。ミニバスが多いですが、本数はたくさんあります。因みにポドゴリッツア中心部はここから少し距離があります。私は散歩がてらに何度も歩きましたが…
余談ですが、アルバニアへはここからバスでウルチニへ向かい、そこからシュコダルへ向かうのが正解?かも知れません。費用的には一番安いと思います。
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